夕日書房 * 出版第5弾
里中哲彦『池波正太郎 粋な言葉』
5月23日 全国発売
定価(本体1400円+税)
四六判並製、208ページ
ISBN978-4-334-99016-9
発行:夕日書房 発売:光文社
電子書籍も同時発売
著者紹介:里中哲彦(さとなか・てつひこ)
1959(昭和34)年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。現在、河合塾英語科講師。著書に『ずばり池波正太郎』『鬼平犯科帳の真髄』『鬼平犯科帳の人生論』(以上、文春文庫)、『鬼平犯科帳を極める ザ・ファイナル』(扶桑社)、『はじめてのアメリカ音楽史』(共著、ちくま新書)、『教養として学んでおきたいビートルズ』(マイナビ新書)、『英文法の魅力』(中公新書)。編著に『アフォリズムの底力』(プレイス)、訳書に『名言なんか蹴っとばせ』ジョナソン・グリーン編(現代書館)ほか多数。
本書の概要
生誕100周年を迎えた作家、池波正太郎。『鬼平犯科帳』『真田太平記』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』など、生み出された作品のストーリー性もさることながら、その神髄は池波自身が語る、また作中人物に語らせる言葉にある。あらゆる池波作品から成熟した大人の機微や余韻を感じさせる名言を取り上げ、その魅力に迫る。
目次
はじめに
けんざん
第一章 人生へ見参する
ものの見方ひとつで、人生は悲劇にも喜劇にもなる
小さな幸福しかないのだよ
「性弱説」もある
上機嫌をまとってみよう
「制約あっての自由」だよ
信用するのは「一個人が表現しているもの」だけ
世は「正論」だらけ
煽動するジャーナリズムは信用しない
「ふつう」を生きる
風致が損なわれると人心も荒廃する
余香にひたる散歩
約束の時間をまもらぬ人は、相手の時間の大切さをわきまえていない
物の扱いは、人の接し方と同じだよ
意にそわぬことは「しない」
うれしくて、ベッドへ入っても眠れない
くふう
第二章 工夫を愉しむ
こういう流行ならいいね
「アガリちょうだい」ではなく「お茶をください」
言葉の好き嫌いがないやつは……
音楽には不思議な力がある
映画を観ると得をする
コレクションは虚しい
吐気をもよおすような町名になってしまった
家は人間の性格を変えてしまう
食日記はまことに重宝している
天ぷらは、親のにでも会ったように、揚げるそばからかぶりつけ
は夏にかぎる
猫と会話する
お金は善悪二様のはたらきをする
大げさがきらい
笑いたくなくても、笑ってみよう
じんかん
第三章 人間を生きる
恩というものは他人に着せるものではない。自分が着るものだ
実際的に考えてみよ
「再生」への旅
平衡感覚を持つことだ
人の世は勘違いで成り立っている
秘密はね、自己崩壊を防ぐ最後の砦なんだ
人間の本性は何気ない所作にあらわれる
他人の気持ちをおもんぱかる
威張っていい人間なんていないんだ
嫉妬心と結託した我欲はタチが悪い
大学に行かなくてよかった
教養の人は、を生きる
年寄りが好き
すべてのものが「みがき砂」である
うまく死にたいものだけれど、うまくゆくかしら
さほう
第四章 作法を身につける
師のもとで修行せよ
「段取り」を躰に覚えさせればなんとかなる
文学的啓示は、毎日机に向かう者だけに飛来する
真似をしないことには、その先にある独創は見えてこない
この世に「独創」などというものはない
小説は他人の愉悦のためにある
説明し尽くしてはいけない
顔は自分でつくるもの
顔の力を軽視するな
呼び名にはよくよく気を配ったほうがいい
女という生きものはしぶとく生きるものよ
「男まさりの女」が好き
「縦の会」に入ろう
死んだ人と語り合う
蘊蓄はつまらない
あとがき

青島広志『青島広志の東京藝大物語』
3月21日 全国同時発売
定価(本体1600円+税)
四六判並製、224ページ
ISBN978-4-334-99015-2
発行:夕日書房 発売:光文社
電子書籍も同時発売
著者紹介:青島広志(あおしま・ひろし)
1955年東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻首席修了。作曲作品は300曲を超え、指揮者、ピアニストとしての活動も50年を迎える。NHK「ゆかいなコンサート」初代総監督を八年務め、NHKラジオ「みんなのコーラス」「高校講座・音楽」、日本テレビ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などに出演。東京藝術大学で講師を41年務め、2022年3月定年退職。東京室内歌劇場、日本現代音楽協会、作曲家協議会会員。著書に『ブルー・アイランド版音楽辞典』(Gakken)、『クラシック漂流記』(中央公論新社)、『やさしくわかる楽典』(日本実業出版社)、『作曲家の発想術』(講談社現代新書)、『音楽家をめざす人へ』(ちくまプリマー新書)、『究極の楽典』(全音楽譜出版社)ほか多数。
本書の概要
『最後の秘境 東京藝大』(二宮敦人、新潮社)『東京藝大美術学部 究極の思考』(増村岳史、クロスメディア・パブリッシング)『クローズアップ藝大』(国谷裕子、河出新書)など、東京藝術大学をテーマにした本が活況を呈した。奇人才人が集う学び舎に興味・関心を持つ人が少なくない。だが、どちらかというと美術学部のほうに注目が集まりやすく、音楽学部を語るほうは役不足の感がある。本書では、大学入学から現在に至るまで、50年にわたり藝大音楽学部に関わってきた著者による内幕本である。2022年3月をもって藝大講師を退任。今まで書けなかった「立ち入った事実」を初めて執筆。自伝的私小説の誕生。
目次
一、前史 音楽との出会いと家庭環境と
二、東京藝大へ 高校での生活、そして受験準備
三、藝大生として 個性豊かな天才・鬼才集う園で
四、大学院 修士課程で極められる能力とは?
五、ふたたび藝大へ 教員として藝大音楽学部に着任・登壇
六、出逢った人々 奇々怪々な学生たち、摩訶不思議な先生がた
七、最後の十年間 老兵は去り行く……静かなお別れ
夕日書房 * 出版第4弾

夕日書房 * 出版第3弾
古東哲明『沈黙を生きる哲学』
12月21日 全国同時発売
定価(本体2000円+税)

四六判並製、336ページ
ISBN978-4-334-99014-5
発行:夕日書房 発売:光文社
電子書籍も同時発売
夕日書房 * 出版第2弾 夕日新書2点創刊 (スライドで次のページへ)
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夕日書房 * 出版第1弾
岩田規久男『資本主義経済の未来』
定価(本体価格 4500円+税)


